当事者研究から生まれた新しいVRリハビリテーション
日本全国に拠点を
痛みは今起きています。当事者にとっては深刻でいち早くVRリハを行えるように全国へ広めたいと考えております。 多くの医療関係拠点で実践協力頂けるよう活動して参ります。
少しでも痛みが緩和し、笑顔で楽しい生活を送れるように。
当事者研究
当事者が研究に参加することで、患者の気持ちに寄り添えるピアサポートを可能とし「欲しいもの、効果的なもの」を作ることができる。研究者である当事者自身を治すことができれば同じように痛みで苦しんでいる方々も治せるのではないか。
幻肢痛をご存知ですか?
幻肢とは、病気や事故で四肢を切断もしくは神経損傷による運動・知覚麻痺の患者が、失われた手足がまだ存在していると感じること。位置や長さなど患者ごとに感じ方も様々。
その幻肢が激しく強く痛む難治性の疼痛、日常生活(ADL)や生活の質(QOL)が大きく低下している場合も少なくない。
原因不明の痛みであり、未だ特効薬もなく、その疼痛緩和機序の解明が急がれる
MirrorTherapy-VR
脳との関わりが大きい手先の運動を取り入れた幻肢痛緩和VRアプリ
難治性疼痛である幻肢痛を改善・緩和させるリハビリ訓練システムであり、鏡療法の進化版である。バーチャルリアリティ技術を駆使し仮想空間内に患者個々がイメージする幻肢位置にオーバーラップするようバーチャルの手を再現し、自分の意思で動かしながら訓練ができる。あたかもよみがえったかのような視覚情報がプラスされることにより、幻肢の随意運動をより効果的にする、このことが継続的な痛みや事故の強烈な体験より蓄積された脳裏のトラウマを上書きしていき、痛みの緩和に繋げていく。
About MirrorTherapy-VR
タイトル:Characteristics of Phantom Limb Pain Alleviated with Virtual Reality Rehabilitation
リンク:Pain Medicine 21 Dec 2018
タイトル:バーチャルリアリティー治療で緩和される幻肢痛の特徴
リンク:東京大学 プレスリリース March 2019
バーチャルリアリティ(VR)とは、コンピュータで作られた仮想空間にあたかも入り込んでいるかのような感覚を体験できる技術である、エンターテイメントだけでなく、医療やスポーツ工学等にも応用が広がっている。視覚情報が脳に大きく作用することに着目できる。
- 臨床をベースに当事者主体での研究開発より生まれた効果実証済みの システム+訓練コンテンツ
- 高品質映像、ヘッドマウントディスプレイによる没入感の高い VR空間でのリハビリ訓練
- デジタル技術により、あらゆる幻肢イメージ(姿勢、テレスコーピング、大きさ)に対応
- 鏡療法が使えない患者さんへも対応可
幻肢痛だけでなく、脳卒中、脳梗塞など脳の障害から来る痛みにも効果があることが我々の臨床研究の分析から判ってきた。
さらに急性期からの訓練、回復期・維持期の自己治療、在宅治療訓練による効果が期待できる。この治療効果が期待できる患者さんは、全国で500万人と言われている。
- 東京大学医学部附属病院 緩和ケア診療部/麻酔科 痛みセンター (住谷 昌彦 准教授)
- 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター (大住倫弘 准教授)
- パワープレイス株式会社 (担当 井上 裕治)
幻肢痛交流会・VR体験会 <包括的ピアサポートを提供 新たなリハビリの形>
- 痛みを知る勉強会
- 当事者同士の情報交換
- 患部含むカラダ全体のケア
- 幻肢痛カレンダー共有
- VRリハビリテーション
参加ご希望の当事者の方、
下記メールにてお問い合わせくださいませ
協力 2020年度
ロート製薬さま ReadyFor SDGs クラウドファンディングご支援者の皆さまにより、患者さまの治療費の一部負担を頂いております、頻度も隔週から毎週開催を実現致しました、心より感謝申し上げます
Contact
恩返しプロジェクト
原因不明の難治性疼痛である幻肢痛も、デジタル技術により改善・緩和する可能性を秘めている。株式会社KIDS代表・猪俣は、右腕に幻肢痛を持つ当事者の一人であり、30年近く前に瀕死の重傷から助けてもらって以来、いつか恩返ししたいと思い続けてきた。自動車デザイン業界での高精度リアルタイムCG技術に精通してきた経験とヘッドマウントディスプレイ(HMD)の組み合わせで、医療に貢献できるのではと使命を感じ、スタートさせた「恩返しプロジェクト」第一弾幻肢痛緩和リハビリツールである。